飲み物による酸蝕歯に注意!
皆さん糖分が入った飲み物や食べ物の摂取後は、歯を磨いたり口をゆすいだりして虫歯にならないように気を付けていただいている
と思います。
実はお口の健康を守るためには糖分だけでなく飲み物や食べ物に含まれる〝酸〟にも注意が必要なのです。
酸性が強い飲み物や食べ物を継続的に摂取すると、酸によって歯が溶け出してしまいます。
酸によって歯が欠けている状態や、溶けてしまっている状態の歯を酸蝕歯といいます。
酸蝕歯は通常の虫歯よりも広範囲に歯の表面に現れることが特徴です。
虫歯は、歯磨きやフロスが行き届いていない部分が部分的に虫歯になってしまうのに対し、酸蝕歯はお口の中が酸性の状態になることにより、広範囲にわたり歯にダメージを与えます。
食べ物や飲み物の酸性かアルカリ性かはpH値によって示されます。
夏場の水分補給のためのスポーツドリンク、経口補水液、炭酸飲料などは酸性が高く注意が必要です。
水分補給の為にそれらの飲み物を1日中摂取することは、酸の刺激を長時間歯に与えることになり酸蝕歯のリスクが高まります。
酸蝕歯は生活習慣病の一つであり、虫歯や歯周病のように歯を失う原因の一つとなるものです。
糖分による虫歯のリスクだけでなく、酸による酸蝕のリスクにも注意するように心がけましょう。
2020年8月31日 (月)
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